わたてんは愛[アニメ感想]
2019/3/27 日記
今日アニメ私に「天使が舞い降りた!」最終話(12話)を視聴しました。
わたてんは
萌えアニメでは終わらない、愛の表現
最終話はバケモノでした。
11話まで淡々と並べていた日常を、文化祭という”非日常な日常”という設定で完璧に積み上げた。
そのような印象を受けました。
わたてんはほんわかとした可愛さと、ゆるい百合を売りにしている日常アニメです。
(愛に大きさは異常ですが、その異常さが逆にゆるさにつながっていると思います。)
クスッと笑えたり、ムフフってにやけたり気軽に見れます。
そして、視聴中は気分が高揚し、眠気や疲労感がなくなったり、体が軽く感じられたりします。
いわゆる”ハイ”ん感覚になり、極めて幸福な感覚になり、やる気に満ち溢れた人になったような気持ちになります。
しかし、わたてんは依存性が大変高いので視聴量もどんどん増え、あっという間に中毒者になってしまいます。
僕も1話視聴時点であっという間に中毒者になってしまいましたが、過剰摂取すると日常生活に支障をきたしそうだったので、毎週心がどうしても辛い時にのみ見ていいという制約をつけてみていました。
ただ、11話まではただのよくできた萌えアニメだったんです。
各話ともとても面白いし、話としての繋がりもあるはあるが
どのエピソードから見ても大丈夫な作品。
その分話に重みがなく、わたてんを通して伝えたいことがない、
ただとても可愛いだけの作品でした。
もちろん、”とても可愛い”だけでも十分作品としての価値はあり、
良作であるのは間違いありませんでした。
それを12話で優作(優良可では優>良なので、表現としてこれであっているかわかりません)になろうとは思いもしませんでした。
今まで可愛いという枠に散らばっていた各11話が
12話のメッセージ・”愛の自由さ”に説得力を持たせています。
12話は主人公の女の子たち(小学生)が文化祭で劇をやるお話なのですが、
今まで日常系だったのにそんな演出持ってくるか!
と驚きのストーリー。
そんな奇想天外も違和感なく見られるのは、絵、声優、音楽、その他のクオリティーが
12話はもちろんのこと、各話全てで高いこと、
キャラクターの心理・関係性をしっかりと描いてきたからだろう。
まさか、安全安心安定の”わたてん”で攻めた演出を見られるとは思っても見ませんでした。
是非、1話から見て欲しいです。
ゆっくりでいいので。
お願いします!!