大きい声では言えない話3
2019/2/14 日記
昨日の続き
大きい声では言えない話2 - reactance’s diary
21年は思ったよりもあっという間に過ぎ去ったみたいだ。
先ほどの冴えない男性に再び待合室に案内される。
手数料120円の魔力は意外と強大で僕を冷静にさせてくれた。
”さっきより人が増えてるな”
冴えない男性より冴えない顔をしたおっさんが3人。
”こんな時間から何してるんだよこいつらは!”
僕も全く同じ境遇にいるにも関わらず、躊躇ない上から目線。
完全にイキリオタクが、”自分は周りのオタクとは違うw”
とイキリ散らすがごとき諸行。
だが、今でも思う。
”こんな時間から何してるんだよこいつらは!!”
再び案内されるのを、待合室で女子フィギアスケートが放映されてるのを見ながら待つ。
”やっぱ、スケートってエロいよなぁ”
そんなことを考えながら、大きくなったり小さくなったりを繰り返して10分、
再び冴えない男がようやく写真を持って自分の元にやってきた。
男
”今、この二人ならすぐに準備できるんですけどどうします?”
”左の子は少し歳はいってるけど巨乳で、右の子はお客様と同じくらいの若い子です。”
僕は少し悩んだふりをする。
常識的に考えて同じお金払うなら若い方がいいに決まってんだろw
内心で冴えない男をバカにしながら、
自分は女には妥協しない男だと言わんばかりの悩みっぷりを5秒ほどかます。
僕
”こちらの子でお願いします。”
僕は右の写真を指差し、そう答える。
その後、冴えない男が代金の請求をしてきたので7000円を男に渡した。
嬢に渡す分のお金はカードケースみたいなものに入れてから渡すみたいだ。
男はお金を受け取った後、一度待合室を出る。
そこからはすぐだった。
男について来るよう促され、嬢との初対面。
旅館によくある寝巻きみたいなものを一枚羽織った女性が挨拶をしてくる。
”あれ、普通に可愛いんだが”
もちろん、写真は修正が施してあり実物とは違うのは間違いないが
snowとかプリクラで誤魔化している奴等とは違う可愛さがそこにあった。
といっても僕は大抵の女の子が可愛く見えるので多分大抵の女の子程度のレベルなのだろうが。
嬢との初対面が終えた後は二人っきり。案内されるがままに
細い階段を上っていく。
知らない土地で知らない世界に飛び込んだ僕は、
さながら不思議の国のアリス状態だったであろう。
見るもの、感じるもの、全ての新鮮さに興奮せずにはいられなかった。
部屋は意外とシンプルだった。ベットにお風呂、そしてマットが立てかけてある。
”そう言えばこの子はマットプレイはできないっていってたな”
そんなことを思っているうちに、嬢にベットに座るよう促され
二人で並んで座る姿勢になった。
嬢
”何歳ですか?”
いきなり、個人特定するような質問だな!と驚いたが嬢がこんな質問をしてくるのも当然だろう。
なぜなら、僕は嬢にあってから言葉を発していないから!
童貞だから言葉を発せられなかったのか、
言葉を発せられなかったから今まで童貞だったのか。
生まれながらにして童貞なのだからきっと前者だろう。
僕
”××歳ですよ”
嬢
”××歳!私◯◯歳なの!!”
そんな感じで、彼女の出身、歳(僕より年下らしい)などと僕の情報を等価交換していったら、なぜかyoutuberの話になった。
嬢
”私、最近東海オンエアにはまってて〜”
僕
”東海オンエア面白いですよね!”
”僕、ジャイアンのモノマネするやつとか好きですよ。”
嬢
”初めて、ここでyoutubeの話したかも、普段おじさんばかりだから”
僕(おい日本のおっさん大丈夫かよ)
”そうなんですか、この時間帯にも意外と人いたんですけど普段もこんな感じなんですかね?”
嬢
”うん、こんな感じ!”
僕(おい、おっさん!)
”へぇ、それは意外かも”
ここで会話が途切れる。
嬢
”そろそろ始めよっか、服脱いで”
ようやくこの時がきた!
70分あるうちの何分を費やしたことだろうか。
僕は21年分の重みを軽々とはがすように、服を脱ぎ始めた。
続く
追記
今日で終わるはずだったんですけどまだ続くみたいです。
勉強は一時間。
昨日よりも疲れは取れてる。
コメント、いいねはすごく嬉しい。
値段や店名が間違っていたので、値段だけ修正しておきます。