reactance’s diary

音楽、DTM、電子工作を中心に自分の趣味のメモ帳として

大きい声では言えない話4

2019/2/15 日記

今までの続き

大きい声では言えない話2 - reactance’s diary

大きい声では言えない話3 - reactance’s diary

 

知らない女の人の前で服を脱ぐ。

初体験の前には必ず初体験が付き纏う。

普通だったら緊張に緊張が重なりキンチョール状態になるところなのかもしれないが、

僕はこの時を待っていた。

週2、3のジムが良い。筋トレからの焼肉。童貞という重圧。

普段みんなが生活しているよりかも圧倒的に重い負荷をかけて鍛え上げた身体。

自身が自信を担保してくれる安心感が脱衣を加速していく。

 

もちろん不安がなかったわけではない。

絶対的に避けたい状況はあった。

”たった状態のまま脱ぐこと”

脱いだらすでにたっていた。そんな僕の姿を見たら間違いなくこう思われる。

”期待しすぎw童貞ワロス!”

期待に胸は膨らませるが、あそこは膨らませない。

自信はあるが、落ち込んでもらう。

矛盾した状態で一枚一枚服を脱いでいった。

その間、嬢は一枚一枚僕の服を畳んで行ってくれた。

興奮するのでやめてほしい。

 

そうこうしているうちに僕だけが裸になる。

それを見た嬢は僕をお風呂に入るよう促す。

”あれ、何かがおかしい?”

シャワーも浴びることなく、湯船に入れられることだろうか。

明らかにつけすぎな歯磨き粉の量だろうか。

しかし、そのどれもがこの空間の中では間違いではないことはわかった。

”トレーニングが足りなかった...”

その事実に気がつく前に、ついに嬢も服を脱ぐ。

僕は目のやり場に困った。しっかりと嬢の体を凝視する。

しかし、目のやり場に困った。パイパン

いやー、目のやり場がないなぁ。貧乳。

目。ぽっちゃり。

 

貧乳、ぽっちゃり、パイパン

貧乳とパイパンでぽちゃりをサンドすることにより、

”なんかぽっちゃりも悪くないな”

そう思わせる手法。正直めちゃくちゃ興奮した。性の目覚め。

 

嬢が裸で何かをめちゃくちゃに泡だてているのを湯船に浸かりながら見る。

何か色々な過程をすっ飛ばした光景。27000円。21年。

きっとその過程のなかに詰まっているものは27000円では買えはしないのだろう。

しかし、その事実にその時の僕は気づけずにいた。

 

たたせないことに一生懸命だったから。

刺激も与えていないのにたつのは童貞。到底許されはしない。

(実際女の子的に何もしていないのにたっているのはどうなんですかね?

僕は童貞なのでわかりません。教えてください>エロい人)

 

嬢が泡だらけの手で僕を誘う。

僕は誘われるがまま湯船から上がり嬢の前に座る。

そして嬢は今まで泡だてていた泡を使って僕のあそこを洗い始めた。

それが合図になった。

僕の期待と希望と血液は全て一点に集まった。

ちなみに嬢が泡だてた泡全ては、僕のあそこを洗うために使われた。

 

初めて人の優しさに触れた。それはそんな気持ち良さだった。

 

泡を全て流しベットで仰向けになる。

そして、むねをなめられる。

”人の舌ってあったかいんだなぁ”

初めて人の温かみに触れた瞬間。僕は心電図をとる時のことを思い出していた。

 

その後、手で意地られ、舌でなめられ、結構なことしごかれた。

そして、嬢は言う

”まだいかないからいれちゃおっか”

 

まだいかないってなんだろうか?

実はここら辺で一回いっとくのが普通だったのかもしれない。

自分がそうろうでない事実に安堵しながらも、一瞬固まる。

そして気づく、そうろうでないことよりも童貞である事実の方が重いことに。

”いれるって僕は何をすればいいのだろう”

童貞最初で最期の壁。あまりにも高い。27000円。21年。

僕が勉強してきた知識をフルに導入しても答えが出ない問い。

 

道程、僕の前に道はない。僕の後に道ができる。

 

草木をかき分けて進むしかない。

でも草木もない。だってパイパンだもの。

 

ドクドクと鳴る僕の不安、クーラーのファンの音だけが鳴り響く部屋。

 

その静寂全てを飲み込むように、彼女は僕を包み込んでいった。

 

 

続く

 大きい声では言えない話5

 

追記

早く終わらせたいんですが、まるで僕みたいですね。

今日はNo勉強。

久しぶりに友達に会えて、精神的にとても安らいでいます。

学生時代のことを思い出させる場所で過ごすのはノスタルジック。

明日は仕事。土曜日がなくなるのは痛いが、今一緒に働いている人がいい人だからか不思議と嫌な感じはしない。