reactance’s diary

音楽、DTM、電子工作を中心に自分の趣味のメモ帳として

聖地巡礼-ゾンビランドサガ〜唐津編〜1

2019/3/9 旅レポ

ヤバイ寝すぎた!

僕は休日に目覚ましをかけない。

自然に起きるのが好きだからだ。

出来るだけゆっくりと寝ていたい。

しかし、今日は早く起きなければならなかった。

早く家を出て佐賀を存分に楽しまなければいけないのだ。

持ち物、行き先、乗る電車、

準備は前日に完璧にしておいた。

抜かりはなかったはずだった。

"ちゃんと復習していこう"

その真面目さが仇になった。

 

なんの復習かって?

それはもちろんゾンビランドサガだ。

ゾンビランドサガの聖地巡礼以外で佐賀に行く理由など僕には思い浮かばない。

佐賀県が何処にあるかも今まで知らなかった。

そもそも佐賀県など存在せず、ゾンビランドサガ県のみ存在する。

僕にとってはそんな感じなのだ。

 

で、昨日の夜は6話7話とその他の唐津市がモデルとして扱われているカットを復習していた。

その復習が僕の睡眠時間をじりじりと後ずさりさせたのは言うまでもない。

いつのまにか日がまたいでいた。

さすがに、これ以上起きていたら明日の巡礼に支障がでる。

真面目な僕は"もう寝よう"そう決意し、最終話を観てから寝た。

 

 

 

僕は慌てて枕元の携帯に手を伸ばす。

寝起きには少しばかり明るすぎる光が僕の体にささる。

6:44分

全然寝てないやん!!

体が正常なのかどうか分からない。

いつもと同じ時間に起きたという意味では正常なのだろう。

ただ普段より特段短い睡眠時間なのに"寝過ぎた"と判断してしまうのは正常ではないのではないだろう。

もしかしたら、まだ風邪が長引いてるのかもしれない。

そう思い体温計に手を伸ばす。

手が止まった。

"このぐらいの体調だったら仕事に行くのに

自分の予定だったらキャンセルするんですか⁈"

"社畜っすねー"

めっちゃ煽ってくるやんコイツ!

いやっ、確かにそうだけど。

"仕事も行ったら大抵なんとかなるじゃないですか!ほら今日も行っちゃいましよーよ。ね!"

せやな!僕行くよ。

 

よく考えたら体調も悪くない気がしてきた。

この1人会話事体頭がおかしい人がやることのような気がするがまぁいい。

うどんの賞費期限が過ぎそうなので朝ごはんとして食す。

朝ごはんを食べたら元気が出てきた。

朝ごはん、やっぱり大事。

 

至極当たり前な教訓を得た僕は昨日準備しておいたカバンの中身を確認する。

抜かりわない。

着替えも朝食の準備中に済ましておいた。

僕は最寄りの地下鉄まで徒花ネクロマンシーを聴きながら向かった。

 

電車内は混んでいたが数駅過ぎたところで大勢の人が降り、座ることができた。

窓の外には暗闇とマスクをした自分の姿しか見えない。

"地下鉄での旅行はちょっと失敗かな"

いくらナルシストな僕でも、退屈な絵面だった。

車窓から流れる景色が僕は好きだった。

仕方なく二週間前に買ってまだ手をつけていなかった本を開く。

アイドルが描くアイドル小説らしい。

本を読むときに有声音楽は適していないのでゆるキャン△のサントラに変える。

今までyoutube で聴いてきたが最近煩わしくなりiTunes で購入した。

煩わしさをお金で解決するようなことが増えてきて、これが大人なのかなって嬉しくもない感情。

僕はまだ子供みたいだ。

そんな僕を電車は運んでいく。

 

 

あれから何駅過ぎただろうか。

想像していたのと違う方向性の小説を読み進める。

まさか舞台の一つに高専が出るとは思ってもみなかった。

どんな話でも話題に高専が挙がると嬉しくなるのはなんでだろうか。

きっとアイデンティティだからだろう。

いい意味でも悪い意味でも僕は高専っぽいと思う。

そして僕の周りの奴らも高専っぽくて、

僕はそれが好きなのだ。

そんなことを考えながら読書を進めていると、

突然水を差される、窓の外から。

正確には光が差し込む、が正しいだろう。

それはすごく優しい光だった。

僕は目を少し細め光のもとを覗く。

ようやく旅が始まった。

 

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唐津駅に向かう車窓から

 

 

続き

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